暖房の性能効率をリードする
ヒートポンプは、暖房の電化による脱炭素化の実現に必要不可欠な技術です。冷媒の選択は、エネルギー効率を達成するための重要な要素です。
最新世代のフッ素系ガス(Fガス)であるR-454Cに最適化されたヒートポンプは、標準的なR-290(プロパン)機器と比較して、エネルギー効率が最大29%向上し、性能が最大49%向上するとともに、二酸化炭素排出量を最大22%削減することができます。*
最適化されたR-454Cヒートポンプのエネルギー消費効率(Coefficient Of Performance:COP)改善は、標準的なR-290機器に比べてより一層の環境メリットをもたらします。
間接排出量を最大22%削減。
R-454Cシステムの直接排出量は、CO₂換算システム総排出量の約1%です。COPを29%増加させると、総排出量は21%以上減少することになります。
(*) ドイツの独立研究機関が実施した測定およびシミュレーションおよびChemours(ケマーズ)社内における分析。
(**) 設計最適化A、B、Cのヒートポンプシステムパラメーターを特定。
(***) A2L冷媒(R-454Cなど)はR-290と比較して本質的に可燃性が低いため、システム設計の自由度が高くなります。可燃性のリスクを低減することで、A2Lではプロパンに比べて最大12倍の充填量を実現し、システム容量や効率の最適化を図ることができます。