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データセンター向け二相式液浸冷却

データセンターのエネルギー効率を飛躍的に改善

データセンターは24時間稼働し、大量の電力と水を使用しています。従来型のデータセンターでは、空冷によってサーバーの熱を除去していますが、これは大量の電力と真水を使用する非効率的な冷却方式です。

誘電性伝熱流体を使用する二相式液浸冷却(2-PIC)によって、世界各地のデータセンターはエネルギー効率、水の使用量、性能において飛躍的な進歩を遂げています。

この技術では、サーバーやパワーエレクトロニクスなどのコンポーネントをタンクに充填された誘電性流体に浸します。コンポーネントからの熱により流体が沸騰して気化し、流体の上部に設置されたコイル上で凝縮します。

液体と蒸気は密閉されたタンク内に完全に封じ込められ、廃熱が密閉式冷却ループを経由して凝縮装置から運び出されます。最終的に断熱性ドライクーラー/ドライクーラーを通じて熱が外部に排出されます。熱は、廃熱回収技術を使用して捕捉されることもあります。

データセンター冷却の新基準

Opteon™(オプテオン™)2P50誘電性流体(開発中)を使用した二相式液浸冷却には、以下のような特長があります。

高いエネルギー効率:二相式液浸冷却により、データセンターの冷却に使用するエネルギーを90%以上削減できます。

安全性:二相式液浸冷却には引火点や燃焼上限界(UFL)・燃焼下限界(LFL)がありません。対象用途について安全性が確保されています。

適合性:Opteon™(オプテオン™)2P50は優れた化学安定性と誘電特性を備えており、サーバーの大半の素材に適合します。

信頼性:二相式液浸冷却は比較的簡素な構造であるため、空冷や単相式浸漬冷却システムに比べて潜在的な障害発生点が少なくなります。

持続可能性:Opteon™(オプテオン™)2P50流体のオゾン破壊係数(ODP)はゼロで、地球温暖化係数(GWP)は10.8と非常に低く、漏洩の可能性も限定的(発生可能性は年間1%未満)であるため、排出量が非常に少なくなります。<1 %/year possible), which results in very low emissions.

優れたコスト効率:二相式液浸冷却の効率性は、一般的な空冷技術と比べて、データセンターの物理的な設置面積の60%削減を実現し、設備投資(CAPEX)も最大33%削減できる可能性があります。

Chemours(ケマーズ)のデータセンター用途向け二相式浸漬冷却ソリューションの詳細については、Opteon™(オプテオン™)専門の担当者までお問い合わせください。

(*) 規制承認待ち